ラグビー日本代表の候補が出揃ってきましたね!
その中に移籍の関係上、1年の出場停止となった経験のある茂野海人選手がいます。
1年の出場停止って何があったんだろうと心配になってしまいます。
今回はそんな茂野海人選手が出場停止に至った経緯、その後の活躍、そしてどんな選手なのかなどを調べてみました。
茂野海人選手の移籍後の活躍やプレースタイルは?
茂野海人選手が、1年間も試合に出場できなかった理由はチームの移籍にあります。
どういうことか説明していきますね。
現在、トヨタ自動車ヴェルブリッツに所属している茂野海人選手ですが、2017年までは、NECグリーンロケッツに所属していました。
本人の希望ということで移籍したのですが、NEC側からのリリースレター(移籍承諾書)が発行されませんでした。
ラグビーのトップリーグでは、選手が移籍した際は、前所属からのリリースレターがないと、1年間試合に出る事ができないという決まりがあるんです。
このことで、茂野選手は試合に出場できなくなり、練習のみで1年を過ごすことになります。
リリースされたー!!
茂野ヴェルブリッツで暴れてくれい(⌒▽⌒)#toyotaverblitz #topleague #茂野海人#移籍決まってよかった pic.twitter.com/nbb1IRZVoo
— いそ@PMA (@isomurainNagoya) 2017年8月7日
日本の中で、このリリースレターが重要視されるのはラグビーが一番なのではないかと思います。
ラグビーは社員として入社している選手も多く、もううち(元所属)には関係ないよという、退職証明書に近いものという感じです。
つまり必要なのは、円満退職という事ですね。
向こうに行っても頑張れよ、というくらい円満な移籍であればすんなり発行されるものなのでしょうか。
未発行の是非は、状況によるのでしょうが、一年間試合に出られないのはかなり痛いものがありますよね。
1年の出場停止を経て、トヨタの選手として元所属のNECとの試合に出場した際、前所属のNEC側のスタンドへ駆けていきファンへ深々と礼をしたそうです。
茂野選手の人柄が現れていますよね。
これまで応援してくれていたファンに対する、感謝の意を示したのでしょうね。
これまでの経歴や学歴!
茂野海人(しげの かいと)選手のプロフィールです。
Kaito Shigeno, Captain for tomorrow’s match vs Hino.
明日13:30トヨタSCにて日野レッドドルフィンズ戦が行われます。ゲームキャプテンの茂野海人選手から明日の意気込みを伺いました👊🏻 応援よろしくお願いします!#茂野海人 pic.twitter.com/C9XtHCFmRL— トヨタ自動車ヴェルブリッツ (@toyotaverblitz) 2017年10月10日
生年月日:1990年11月21日(28歳)
出身地:大阪府
身長:173㎝
体重:79㎏
出身校:江の川高校→大東文化大学
ポジション:SH(スクラムハーフ)
所属:トヨタ自動車ヴェルブリッツ
:サンウルブズ
茂野海人選手がラグビーを始めたのは、小学三年生。
大阪府泉南郡岬町にある「岬ラグビースポーツ少年団」に所属していたそうです。
岬町居住者に限らず、近辺の子供も所属できるようなので、岬町もしくは、近辺の町の出身なのだと思います。
1982年活動開始とされていますので、安定した活動を続けているスクールのようですね。
茂野海人選手には、NTTドコモレッドハリケーンズに所属する、2歳上の兄の茂野洸気選手がいます。
ETR RHと共に勝ち取ろう!キャンペーン
みんなが“成し遂げたい事”は何ですか?
僕は「キャプテンとして正しい判断をしてチームを勝利に導くことです!」
みんなの投稿待ってます!
詳細はhttps://t.co/Z0u9zxIdJp#redhurricanes #ETR勝ち取る #プレゼントキャンペーン #茂野洸気 pic.twitter.com/pjdtV63OF4— NTTドコモ レッドハリケーンズ (@RedHurricanes) 2018年9月7日
茂野兄弟と、幼馴染で元サントリーの選手・阪本圭輔選手と一緒にプレーをしていたようです。
茂野選手の出身高校は江の川(ごうのかわ)高校、現在の石見智翠館(いわみちすいかん)高等学校です。
石見智翠館は島根県江津市にあり、男子も女子もラグビーの盛んな高校です。
男子ラグビーは、花園常連校として名前をよく目にします。
野球やサッカー部も強豪校として知られており、部活動の盛んな私立学校。
大学は大東文化大学へ進学しました。
大東文化大学ラグビー部は、関東大学リーグで現在8位、ラグビー強豪大学として有名ですよね。
陸上部もかなり有名で箱根駅伝に出るので、大学名を知らない人はいないのではないでしょうか。
ラグビー選手としてあまり大きな方ではない茂野海人選手ですが、ポジションはSH(スクラムハーフ)。
このスクラムハーフというポジションは、小柄な選手も多いのです。
チームで一番ボールを触る回数が多いポジションで、正確でスピードあるパスが要求されます。
俊敏な動きと正確なパス、そして司令塔としての役割を持つことを要求されます。
相手の目をくらませ、味方を混乱させないように細やかに動く、そんなポジションです。
大東文化大学卒業後は、NECグリーンロケッツに所属。2013年から4年所属しています。
その間に、オークランドの代表として選出されたり、サンウルブズにスコッド入りするなど、順調な活躍を見せていました。
2017年、トヨタ自動車ヴェルブリッツに加入、その際リリースレターが発行されず一年間の公式戦出場停止となったのです。
試合に出られない悔しさを味わったからこそ、今出られる幸せを誰よりも知っているのだと思いました。
茂野海人選手は、出場停止中も練習に励み、激しい代表争いにも勝ち残ってきたのでしょうね。
怪我の状態はどう?
2019年3月のサンウルブズのチーフス戦で、茂野海人選手は肋軟骨損傷の怪我をしています。
肋軟骨損傷といっても、肋骨の骨折と痛みは変わりません。
肋軟骨は、X線では損傷状態がよく分かりません。
つまりレントゲン検査では、折れてるのか折れてないのか分からない部位です。
私、実は肋軟骨損傷も、肋骨の骨折も経験あります。
どちらも、深呼吸も、咳もくしゃみも出来ません。起き上がることすら出来ません。
損傷とありますが、骨折と同じ状態です。
屈強な茂野選手とはいえ、痛みは相当なものだっただろうなと思います。
茂野選手は、現在、回復して試合にも出ています。
サンウルブズの試合にも、大活躍で出場していますのでご安心ください。
まとめ
茂野海人選手についてまとめてみました。
怪我を乗り越え、活躍している姿からは勇気をもらいますね。
そうぞ大きなケガなどなく、さらに活躍してほしいなと思っています!